あくまで私個人の感想ですが、近年めっきり見かけなくなった生き物として、１．野良犬、２．すずめ、３．ハエが挙げられます。今回はこの「３．ハエ」についてのお噂でございます。あまり見かけなくなったとはいえごく偶に、時～々事務所の中へハエ様がブ～ンとお越しになることがございます。これがなかなか厄介な存在でして、追い払うのに手を焼いております。

　前回の記事は「虫除け」の効果に期待してダミーのオニヤンマを吊るす、というお話でした。しかしこれは単なる「脅し」でありまして、根本的な「駆除」にはなっていないのです。ですから中にはオニヤンマ君に臆することなく事務所内飛行を決行するハエ様も・・・。これに物理的攻撃（手で叩くというヤツです）を加えようとしても、加齢による身体機能の衰えからかほとんど失敗してしまいます。（2023年12月7日付記事「ダブルタップ」をご参照ください）

　では殺虫剤はどうなのか？スプレー式のものはねえ、デスク周りにあまり噴射したくないですで、コーヒー飲んだり弁当食べたりしますので。次に、蚊取り線香ならぬ「蠅取り線香」なるものが、検索したら見つかったので某大手通販サイトで購入しました。ただこれは蚊取り線香を太くしただけのような代物で、太くした分、煙の量は多いのですが、蠅をやっつける前に人間の方が参ってしまいそうになります。服にも臭いがつきまくりですし。

　昔ながらの「蝿取り紙」も試してみましたよ。これはそこそこ効果はあったのですが、設置と撤去の際、あの粘着成分が手に付かないように気を使いながらの作業が面倒なのと、オフィス内の景観が損なわれますので、次第に使わなくなりました。もう八方塞がりか？と思った時に見つけましたよ、最終兵器。

　これはねえ、もう生きています。オニヤンマ君のようなダミーではなく、かと言って本物のオニヤンマを事務所の中で放し飼いにするのも鬱陶しいし、生きていても動き回らなくて、蠅を捕まえてくれるもの・・・そう、

　みなさんご存知「ハエ取り草」ですね。想像してみてください、人のオフィスの中を我が物顔に飛び回り時に私の顔の前を挑発するかのように横切っていくあの憎きハエを、この牙の生えたような葉で挟んで捕獲する様子を。う～んこれでやっと留飲を下げることが・・・と思ったらとんだ誤算。

　実はこのハエ取り草、実物を見ずにカタログ販売で注文したんですね。写真ではアップにしてますが、葉の大きさは1cmに満たないぐらい。こんな狭い空間に首尾よくハエが入ってくれるとはとても考えられません。上手く育てたら大きくなるらしいのですが、そこまで根気よく育てることができるかどうか自信がない・・・、どうしましょう。