もう、蚊や蠅が飛ぶような季節は過ぎておりますが、部屋の暖房が効いてくると潜んでいた蚊が顔の前をプ～ンと飛んだりします。反射的に両手を拍手の要領でパチンと挟んで叩き潰した筈、なのですが難を逃れた蚊は、合わせた私の両手の背後から再び姿を現し・・・

　仕留めそこなった原因は、合わせた左右両掌が「ズレてる」からなんです。だから、蚊を叩き潰すための面積が少なくなり取り逃がしてしまう、若い時はこんなことなかったように思うんですね、これも老化現象のひとつでしょうか。

　さて標題の「ダブルタップ」についてですが、別にお笑いコンビや音楽ユニットの名称ではございません。実は私、最近「Apple Watch」なる物を導入致しました。このウェアラブルデバイスの操作方法のひとつが「ダブルタップ」、即ちApple Watchを装着した方の手の人差し指と親指を、画像のようにパチンと合わせる、これを素早く2回繰り返す事で電話に出たりアラーム音を止めたり、その他色々な操作が出来るという仕組みです。

　例えば「バスタブはもうこすりません」のキャッチフレーズで有名な「バスタブクレンジング」、これをシューっと吹き付けてApple Watchでタイマーをセットして1分間放置、所定時間経過後のアラームを止めるのにダブルタップ！！　した筈が鳴り止まない、何で？

　多分、タップした人差し指と親指が「ズレてる」からなんでしょうな、蚊を仕留めそこなうのと同じ。同様の現象が電話の着信時にも発生することがあります。もし私の携帯に電話をかけた際、少し出るのが遅いなとお感じになった方は、次のようにお考え下さい。

「あ、またダブルタップに失敗しやがったな」