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スタッフBLOG

工藤建設興業のスタッフブログ

教えて!ChatGPT

2024-02-21
 巷で何かと話題のChatGPTですが、その実力の程を知りたく思い、何か質問をしてみようと考えました。丁度その時テレビで見ていた時代劇「大富豪同心」について尋ねてみました。その時のスクリーンショットを掲載します。「ツッコミどころ」に赤線を引いてみました。(因みに質問を実行したのは昨年の4月です)

 作者はもちろん司馬遼太郎ではありませんし、主人公も丹波長太郎とは違います。つーか「丹波長太郎」って誰?
 なので先ず、作者名の間違いを指摘してみました。なんか素直に間違いを認めています。
 また「幡大介」さんが多数の時代小説を執筆しているのも答えのとおり です。
 次に主人公の名前の違いを指摘しました。大富豪同心の主人公は「丹波長太郎」ではなく「八巻卯之吉(やまきうのきち)」なので、その通りに問いかけてみました。 すぐに謝って訂正するのですが、名前が卯之吉でなく卯之助になってしまってます。

 ここではそれに突っ込まず、違う名前でカマをかけてみます。
 違う時代劇の主人公の名前を出して、カマをかけてみました。相変わらず卯之吉は卯之助のままで、本当は主人公なのに助手的な存在にされてしましました。
 そこで私は、カマをかけた人物の名前が別の小説の主人公であることを告げました。カマかけに同調してしまったChatGPT氏ですが、その間違いを素直に認めて訂正をします。
 が、今度は大富豪同心の主人公名「八巻卯之吉」が「八木卯之助」になっており、名字も名前も両方違います。
 私は思わず、ちょっとキレ気味に突っ込んでしまいました。もう少し優しくしてあげられなかったかと、今では後悔しています。
 気を取り直して、今度はChatGPT氏の学習能力の確認をしてみたくなりました。先程カマかけのために名前を出した宮部みゆきさんの時代小説「ぼんくら」の主人公について尋ねました。 主人公名はちゃんと答えてくれたのですが、その後の内容がメチャクチャです。井筒平四郎は盗賊どころか同心で、立場が全く逆にされています。
 そこで私は、井筒平四郎を有名な大盗賊の石川五右衛門になぞらえてネタを振ってみました。
 するとChatGPT氏はそれを否定するどころか、乗っかって更にデタラメを言い始めます。
 たまりかねた私は、思わずChatGPT氏に非難の言葉を浴びせてしまいました。氏は相変わらず素直で謝罪の言葉と共に情報の修正をするのですが、ココは処刑方法が「釜茹で」とか「火あぶり」とかいう問題ではなく・・・
 もういいです。いくらChatGPT氏といえどもいきなり日本の時代劇や時代小説の事を聞かれても、情報の集積が無ければどうしようもないのでしょう。そこで、今までの会話で培われたであろう情報と氏の学習能力を確認するため、再び最初の質問をしました。
 親切な私は「大富豪同心」という言葉小説のタイトルであるということが分かるように質問をしたのですが、作者名とか主人公名とか、覚えてないんかいっ!って怒ったらアカン、怒ったらアカン。
 上方落語の演目に「ちりとてちん(江戸落語では酢豆腐)」という、知ったかぶりの男に、腐った豆腐を「長崎名産ちりとてちん」と称して食べさせるという話があるくらいですから、まあ人間でも昔から「知ったかぶり」をする人はおるということですな。つーコトを考えますと、ChatGPTってなぁ何と人間っぽいAIなのでしょう! 

 そうだ、今度ChatGPT氏に「長崎名産ちりとてちん」について聞いてみよう。(つづく)
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