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スタッフBLOG

工藤建設興業のスタッフブログ

「狩り」のDNA・・・的なもの?

2024-05-07
 ゴールデンウィークに県外在住の息子が、孫を連れて一家で帰省してきました。孫の構成は、今春小学校に入学した女の子と、今月2歳の誕生日を迎える男の子です。今回のお噂は、その孫と当家の飼い猫とのやり取りについてです。

 さて前回の記事に書いた「ワオタヌキネコ」ですが、その正体はお察しの通り当家の飼い猫で5歳の雑種、名をコジローと申します。孫たちは、この猫に会うのを楽しみにしていた様子だったので、到着して間もなく一家4人を「猫部屋」へと案内しました。

 するとこのコジロー君、一番小さい2歳児の後ろをついて歩き、しばらく様子を伺っておりましたが、やがて隙を見て背中から飛び掛かりました。皆は「一番小さいからお友達のように思ってじゃれついているのだろう」ぐらいに思っていたようですが、私は知っています、厳しい野生の掟を。

 私はNHKの「ワイルドライフ」とか「ダーウィンが来た」とかの動物系番組をよく観るのですが、肉食動物が狩りをする場面がしばしば登場します。そこでは狙った獲物の群れの中で、最も弱そうな個体に狙いをつけて・・・即ち子供がよく襲われている映像を目の当たりにすることが多いです。

 ひょっとしたらコジロー君、息子一家の4人の「群れ」の中から、大人2人は除外して小学1年生のお姉ちゃんも少し身体が大きいので遠慮し、2歳児のチョロチョロ動いて単独行動をしがちな「チョロ助君」をターゲットにしたのではないでしょうか。勿論、「取って食おう」という意識はペット化された歴史の中で退化してしまっているでしょう、ただ本能の命ずるままに体が勝手に動いて「最も小さな個体」に飛び掛かったのだと思います。
 そしてその後、本能に突き動かされてチョロ助君に飛び掛かったコジロー君は、逆に本能の命ずるままに行動するチョロ助君に翻弄されることになります。「予測できない動きをする」、「急に大きな声を出す」等々「猫が子供を嫌がる理由」の上位にランクされる事をされながら追い回されて、すっかり立場が逆転していました。

 連休が終わり孫たちも帰って居なくなってコジロー君の平穏な日常も戻ってきました。猫なりの孫たちのお接待、ご苦労様でした。
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