工藤建設興業のスタッフブログ
ペーパーレス化は良いのだけれど・・・
2024-10-26
当社も2年前に宣言しておりますが、世の中のSDGs化的な風潮に伴い、ペーパーレス化が進んでおります。例えば光熱費等の公共料金、従来ですと係の人が検針して、結果が印字された紙をドアとか窓に挟む、或いは郵便受けなどに入れて使用料や料金を通知していました。
近頃ではそれが、各インフラ企業のサイトで確認出来るようになりまして、紙での通知をお断りすれば料金が安くなる(というか紙通知継続の場合は追加料金かかる)という仕組みになっています。
サイトでの確認が出来るようにするには「登録」が必要で、メールアドレスを含む何らかの情報を提供しなければなりません。当社でも社宅とかで利用しているインフラ企業さんへのペーパーレス化に対応して、サイト登録をしたのですが、その途端に迷惑メールが山ほど届くようになりました。
上の画像をご覧ください、受信したメールのスクリーンショットを左右に並べてみました。「東京ガスからのお知らせ」というタイトルで同じような内容ですが、差出人のアドレスが違います。
左側の差出人アドレスは@以降のドメインが「mail.tokyo-gas.co.jp」、右側は、画像では途切れていますが「mailtg-mail-members.tokyo-gas.co.jp」の後ろにアットマークがあってワケのワカランドメインが続きます。アドレスの一部に「tokyo-gas.co.jp」の文字を入れることで偽装工作をしているのでしょうね。
ところが同じように見える2つのメールの大きな違いが何かと言えば、「ご請求料金を確認する」という部分をクリックした時にブラウザで開くリンク先のページです。次の画像をご覧ください。
上の画像が本物のメールからのリンク先です。そうです、フツーはこういう場合「ログインID」と「パスワード」を入力してユーザーの所謂「マイページ」的なところに入って使用量なり料金なりを確認することになっています。
偽物のメールから飛んだリンク先(下の画像)では、ログインの手続きを経ずにいきなりクレジットカード情報を要求してきます、あり得へんわぁ~。
でもねえ、TKガスさん、メールアドレス入れてサイト登録した途端、こんなメールがどんどん来るようでは(掲載した画像のものだけではなくく、差出人のアドレスが異なるものがたくさん来ます)ちょっとガードが甘すぎやしませんかと言いたいです。でもこれは何も東京Gさんだけに限ったわけではありませんよ。
2つともTK電力エナジーパートナー(を語るヤツ)からのメールで、未払いの電気料金を請求する内容です。この2つのメール、ドメイン名は「gilt.jp」で同じですがユーザー名を変えてあります。また、同じような内容でドメイン名の異なる複数のメールも受信しております。もちろん当社に未払いの電気料金はございません。
更に、もう削除してしまったので画像のアップロードはできませんが、東京DRエナジーパートナーさんの名前で、未払いの水道料金を払えというメールが届いたこともありました。ここまでくるともう腹が立つというよりも微笑ましくさえなってきます。
ペーパーレス化の流れに反対はしませんが、先にも述べたようにサイト登録するや否や迷惑メールが雨あられではねえ「今後紙の通知書が必要な人からは料金頂きます」っちゅうのはちょいとお粗末ではありませんかねえ、とぞ思ふけふこのごろ・・・